焼火神社

すごい所に社殿がある

4.0
旅行時期：2022/07（約2年前）

by toroppeさん（男性）

隠岐諸島クチコミ：28件

すごい所に社殿があるのはネットで写真を見ていたので、ぜひ拝みたいと思って立ち寄りました。

リゾ隠岐リザージュホテルを横目に山中へ入ります。通行止の看板が道の端に置いてありましたが、行けないのなら中央に置いてあるだろうと勝手に解釈し細い林道を登って行きました。対向車が来たらやばそうな狭さですし、途中で崖崩れの跡やガードレールが崩壊している所もあり、やっぱり通行止だったのかなー ? でもUターンする場所もないしなと不安に思いながら駐車場に到着すると、参拝して来たと思われる車が帰る所でしたので一安心。

駐車場からは石段を登って行きますが、しばらくは整備された遊歩道みたいな感じ。社殿まで550m、標高差95mを15分から20分かけて登ります。木陰はありましたが暑いので汗だくになりました。あと短パンだったので虫に刺されまくりました。

途中では中ノ島、知夫里島が見え、この焼火山が灯台代わりというのがよくわかる展望です。鳥居から先は舗装路ではありません。Wi-Fiありと書かれた立派な社務所を回り込むと社殿まであと3分。突然現れる石垣には驚かされました。

竜灯杉と呼ばれる立派な老杉(周囲6m、高さ30m)が見えると、岸壁の中に中途半端に屋根を突っ込んだような社殿が背後にありました。頭隠して尻隠さずみたいな事に、どうして作ってしまったのか ? 謎でした。

駐車場の解説板にありましたが、1732年に建てられた社殿は隠岐最古の木造建築で、大阪で木材など加工してコチラで組み立てるプレハブ工法だったって、当時としては凄い発想だと感じました。