滝廉太郎のお墓は移設されてきました。

4.0
旅行時期：2021/11（約4年前）

by 旅好者さん（男性）

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龍泉寺は、国道１０号線沿いに近いところにありますが、門前は道路が複数交錯するところとなってしまったので、狭苦しい感じがしました。滝廉太郎のお墓もギュッと詰まったところにある感じがしました。龍泉寺は日出藩の重役たちの菩提寺とのことです。滝廉太郎の滝家も家老職などを務めた重役だったので、このお寺が菩提寺となっています。とはいっても、滝家１１代目に当たる廉太郎の父・吉弘は日出を離れ、中央政府に活躍の場を求めたので、廉太郎も東京で生まれています。廉太郎が若くして亡くなると、引退していた吉弘は大分町の自宅に近く、住職と親交の深かった万寿寺に葬り、そちらを滝家の墓所とすることとしています。２０１１年（平成２３年）になって、子孫の方々の意向で滝廉太郎のお墓を（ご両親のお墓ともに）こちらに移設したそうです。墓碑は「瀧累代の墓」と読めますから、父としては日出に戻るつもりはなかったと思われます。日出城趾・二の丸館近くに「楽聖　瀧廉太郎」像が置かれています。建立はこのお墓移設後かと思ったのですが、ずっと前の１９８１年（昭和５６年）に、日出に縁の深い（像には日出町出身となっていますが・・・）偉大な人として、日出町在住の歌人田吹繁子から寄贈されたものでした。なお、山号は洞雲山で浄土宗のお寺さんです。