角倉了以の息子、角倉素庵のお墓、珍しい六面地蔵もあります。
- 4.5
- 旅行時期:2021/09(約4年前)
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by hijunoさん(非公開)
嵐山・嵯峨野・太秦・桂 クチコミ:12件
角倉素庵は角倉了以の息子です。角倉了以は保津川、富士川、高瀬川などの土木工事などを成し遂げ、貿易などを手掛けた豪商ですが、息子の素庵も父とともに、また父の偉業を受け継ぎました。晩年、不治の病にかかり、数千巻もの書物を持って嵯峨野に隠棲します。
文化人としても、本阿弥光悦や俵屋宗達の協力を得て、「嵯峨本」といわれる古活字本を出版しています。角倉本、光悦本とも呼ばれる嵯峨本は西洋からの最先端の木活字を用いて、世界的にも高く評価されているものだそうです。
儒学は藤原惺窩に、書は本阿弥光悦に学び、近世の能書家の一人に挙げられ、茶の湯も吉田織部に学ぶという優れた文化人としても有名です。
不治の病のために、角倉家の菩提寺でもある二尊院ではなく、こちらに自らの遺言で墓所を置いたそうです。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2021/11/12
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