絵馬には赤ちゃんのよだれ掛けも奉納されている世継地蔵

4.0
旅行時期：2020/02（約6年前）

by nanochipさん（男性）

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上徳寺は、下京区本塩竈町にある浄土宗の寺院です。古くは平安貴族たちが詩歌管弦を楽しんだ平安京河原院跡です。1603年（慶長8年）、徳川家康が阿茶局と娘の泰栄院との菩提を弔うために、伝誉一阿を開山に招請して建立したと伝わっています。本尊は、家康が近江国矢橋の鞭碕神社から移設させたと伝えられる、快慶作の阿弥陀如来像です。墓地には阿茶の局の墓があります。天明、元治の大火で焼失、現在の本堂は明治期に永観堂祖師堂を移築したものです。境内の世継地蔵に祈願すると良い世継が授かると、子授け、安産、息災祈願の人が多いお寺です。「世継地蔵尊」と書かれた提灯がたくさん架かっていました。お堂のまわりには無数の絵馬が懸けられていて、人気のほどがわかります。絵馬には赤ちゃんのよだれ掛けも奉納されていました。