全国的にも珍しい社家の街並み　～　上賀茂伝統的建造物群保存地区

3.5
旅行時期：2021/08（約4年前）

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上賀茂神社から賀茂川本通沿いに明神川が流れ落ち着いた家並みは「上賀茂伝統的建造物群保存地区」と呼ばれ、室町時代の神官（賀茂氏）達の屋敷・社家が建ち並ぶ社家町を形成した全国的にも珍しいところです。

一般的な武家屋敷が建ち並ぶ家並みとは違い、社家は広い庭園を備えた敷地の奥に主屋があり、浅瓦葺きの切妻造りの平屋が特徴です。
土塀と門で囲みながらも寺社建築の要素も取り入れた興味深いのも特徴ですね。

以前は中程に建つ西村家は一般開放されていたんですが、現在はされていませんでした。

明神川の流れと共に掛けられた石橋やその石垣を覆い尽くす苔に生垣などが昔ながらの京の町の風情をもたらしています。
人や車も通りますが、意外なほど耳から入るのは明神川の流れだけと風の音ぐらいです～。

２００ｍも歩けば大きな楠が立ち、下には小さな祠・藤木社が在ります。
明神川は緩やかにカーブし更に続きますが、保存地区はこの辺りまでなので折り返しましょう。
その反対側には老舗料理屋や老舗の漬物屋などが建ち並んでいますが、元は社家なので同様にその特徴が伺えます。