天空を探査する電波望遠鏡群
- 4.0
- 旅行時期:2021/07(約4年前)
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by norisaさん(非公開)
南牧・小海 クチコミ:6件
ここは長野県の南部にある南佐久郡南牧村の野辺山にある野辺山宇宙電波観測所です。
この国立天文台野辺山の設備は世界中の研究者に解放し、国内外から多くの研究者が訪れているそうです。
電波天文学の研究や装置の開発などを行っており、電波天文学における国際的な拠点としての役割を担っているとのことです。
なぜ野辺山にあるかというとこの野辺山高原は標高1,350mで水蒸気量が少ない場所ですから電波天文学にも好適な地です。
また、まわりを山に囲まれた平坦な地形で寒冷地でありながら雪が少ないことなどから、電波の観測に最適な場所として選ばれました。
主な観測装置は、「45m電波望遠鏡」「ミリ波干渉計」など各種揃っています。
掲示は各所にあり、案内なしで事前知識のない見学客が理解できるようになっています。
(中学理科レベルの知識で充分ですーー)
この電波望遠鏡は左図の上のような大型の単一型がある一方、下のような小さなパラボラアンテナを並べて、あたかも大型のアンテナのような性能を得る干渉計とに大別されます。
その単一型のなかでも最大のアンテナは45mの直径を有するものです。
さて、この巨大アンテナですが、この掲示にもあるように各種ブラックホールの発見にも寄与しています。
普通は銀河の中心にあると言われるブラックホールですが、どうやら野良犬ならぬ野良ブラックホールも存在するようで、そんな一匹オオカミ的なブラックホールが太陽系に近づかない保証もありません。
この巨大電波望遠鏡はその野良ブラックホール発見も担っているそうですーーー。
見学は無料ですし、駐車場も広大です。
トイレも2カ所ありますので見学には便利です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2021/07/22
いいね!:16票
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