宴の釜が飛んで行った!
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- 旅行時期:2021/03(約5年前)
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by ウェンディさん(女性)
知覧・南さつま・日置 クチコミ:5件
蓋釜神社の歴史は古く、なんとその始まりは天智天皇のころ。
その昔、天智天皇がこの地を訪れた時に、宴のための米を炊いていた時にその米蓋が突風で大空高く舞い上がり、蓋の落ちた場所に住民たちが蓋を祀る神社を作ったということです。
天智天皇は中大兄皇子(なかのおおえのおうじ)と同一人物。
中大兄皇子と言えば、飛鳥時代末期の645年に起きた蘇我馬子惨殺事件である乙巳の変(大化の改新の先駆けとなった事件)を起こした主要人物であり、更に皇位継承権がらみで皇族の有間皇子を死に追い込むなど政治的な殺人犯として有名な方です。
一方で中大兄皇子は天智天皇として即位してからは、遣唐使の派遣など日本文化の発展への貢献、日本最古の全国戸籍の作成を行うなど、政治家としての実務面では優れた実力を発揮した人物だったようです。
また、この蓋釜神社はスサノヲを主神としていて勝負事に関しての願掛けで訪れる参拝者、特にスポーツ選手が多いことでも有名です。
願掛けをする時のスタイルは一風変わっていて、奉納されている釜蓋を頭に乗せて参道を歩いて拝殿まで歩き通せたら、その願は叶うというものですが、これがなかなか難しくて…。
塩釜神社を訪れたら、釜蓋参拝にチャレンジしても楽しいです。
- 施設の満足度
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4.0
クチコミ投稿日:2021/06/19
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