お試し気分で登れる山
- 3.5
- 旅行時期:2021/05(約5年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
札幌 クチコミ:1139件
通称、小ナマコ山。
行ってみると納得であるが、ナマコのように細長い形をした丘で、周囲は宮の森の高級住宅街。傾斜が急な丘の部分だけ開発されずに残ったという感じで、周囲との比高は10mほど。北側の宮の森フランセス教会側と、南側の本郷新記念札幌彫刻美術館側に入口があり、ナマコの背を這うように園路が続いている。森の中を行く非舗装の園路で、両入口側は階段になっているが、標高が低い北側(教会側)からの方が、登りがキツい。新緑の頃、訪れたが、意外と緑が濃く、頂上部からは木々の間から、周囲の市街地や円山などが何となく見える程度だ。
5月下旬、山ではシラネアオイ、市街地ではツツジやライラック、スズランなどが見ごろとなる時期だが、小ナマコ山では、野草のクルマバソウが少し生えていた程度で、ほか、きれいな花が咲く野草や木は、入口を除いて見当たらず、ただの雑木林だったが、カシワやカエデの仲間の新緑がきれいだった。ちなみに入口は公園緑地として少し整備されていて、同時期、北側ではヤマブキ、南側では藤の花が咲いていた。また、北側には”太陽の母子”、南側には”鳥を抱く女”という本郷新氏の作品もあった。
ナマコの頭から尾まで、350m程度の短い距離であるが、緑が深いため、山を散策している気分が味わえる。近くに三角山(標高311m)や円山(標高225m)があるが、それほど標高は高くないものの、それでも大変という方には、お試し気分で散策できる小ナマコ山を試してみてはいかがだろうか。標高80数メートルだが、周辺市街地の標高も少し高く、比高は10~20mくらい。雑木林だけに、新緑の頃もきれいだったが、10月下旬辺りの秋の紅葉の時期もきれいではないだろうか。
もう一つ、市街地を挟んで西側に宮の森4条緑地があるが、そちらは大ナマコ山と呼ばれているそうだ。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2021/05/27
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