紀州鉄道ほんまち広場6033

往年のキハ６０３形に会える！　～　紀州鉄道ほんまち広場６０３

3.0
旅行時期：2020/12（約3年前）

御坊・印南・日高川クチコミ：8件

以前から気には成っていた御坊に紀州鉄道の車両が保存された広場が出来たこと？～、で今回は寄り道をすることになりその「ほんまち広場」というところにやって来ました。

場所は紀州鉄道が走ってる御坊市の街中・紀州御坊駅構内の端に造られた小さな三角形の広場で、往年のキハ６０３形がきちんとレールの上に静態保存されてました。

そもそも紀州鉄道は昭和６年創業の旧国鉄御坊駅から市内へ、その後は日高川駅（大和紡績）まで延長をしたが災害や利用客・貨物の減少・事故などに見舞われ現在の終点・西御坊駅までと成った。
その営業距離は２．７ｋｍとわずかであり”日本一のミニ鉄道”として全国へＰＲをしていたが、現在では千葉芝山鉄道に明け渡してしまった。
但し、定義としてはやはり日本一短いローカル私鉄として間違いはないと思います。

保存されてるキハ６０３形は昭和３５年新潟鉄工所製で、大分交通耶馬渓線の車両として同線が廃止に伴い譲り受けたもの。
旧国鉄のキハ１０系の影響を受けた古典的な気動車で、その外観のスタイルや社内の木の造りにエンジン音や振動などからは今の車両にはみられない郷愁を誘うレトロ感がいっぱいです。
３０～４０年に何度か乗車しましたが、今でも脳裏にはっきりと残るほどの強い印象がありました。

車内へ入ることは出来ないようですが、いつの日か一般開放されることを希望します～、往時はキハ１６形や６０５形も車庫に置かれていた記憶があるのですが、今ではもう判らないですね？～。
鉄っちゃん・マニアの方なら是非、一度は足を運んで頂きたいところです。