「信徒発見」の奇跡
- 4.5
- 旅行時期:2020/09(約4年前)
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by noelさん(女性)
長崎市 クチコミ:11件
日本二十六聖殉教者に捧げられれた教会です。
二十六聖殉教者とは、慶長元年12月19日(1597年2月5日)、豊臣秀吉の命令によって磔の刑に処された26人のカトリック信者のことを言います。
この26名は、長崎の西坂の丘で、十字架に架けられ、槍で両脇を突かれ、殉教しました。そのため、殉教地である西坂の方に向けて建てられています。
平成30年(2018年)に「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」に登録されました。
平成28年(2016年)4月26日には、日本初の小バシリカに指定されました。
残念ながら中は撮影禁止です。
チケットでは、 旧羅典神学校や旧長崎大司教館(現在は両方ともキリシタン博物館になっています。)、も入場できます。
拝観料は1000円でした。
敷地内には、信徒発見記念碑があります。
これは慶応元年(1865年)2月19日、仏人宣教師プチジャン神父(後の初代長崎司教)により大浦天主堂が建立されましたが、同年3月17日天主堂参観の浦上の住民等十数名から同神父に近づいて、
「私達もあなた様と同じ心の者でございます。サンタ・マリアの御像はどこ。」
と言いました。
彼らは300年に亘る厳しい迫害を耐え忍び、ひそかに守り伝えたカトリックの信仰を表明したのです。
日本キリスト信者のこの信仰宣言は、史上に例のない事実として全世界を驚嘆させました。
その感動的な場面をこの碑に再現し信者発見百周年記念として建立されました。
平和な現在ですが、本当に歴史の重みを感じる天主堂でした。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2020/12/05
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