厳かめしい四天王が見張っています
- 4.0
- 旅行時期:2020/11(約5年前)
-
-
by hidemi.yさん(男性)
高野山周辺 クチコミ:20件
弘法大師が高野山で最初に開いた壇上伽藍の中門は、18世紀の半ばに焼失し、平成27年に170年ぶりに再建されたものとか。
築5年と余りとあってで、朱塗りは大変鮮やかでした。
伽藍の正門ではあるが、高野山の総門の大門に対して中門と呼ぶそうで、四天王が祀られています。
その四天王の内、正面の「持国天像」と「多耳天像」は焼失を免れたそうで、他は京都の大佛師が新造したものだそうです。
正面から向かって右側に立つ像が「多耳天像」。
北の方角を守護する仏様で、1尊で祀られるときは「毘沙門天」と呼ばれるそうです。 仏力は四天王の中で最も強く、手に持つ鉾で悪魔を降伏させると言う。
左側は「持国天像」で東の方角を守護する仏様。
門をくぐって背面の右側にきは「像長天像」。
南の方角を守護する仏様で胸にトンボのブローチが。
前にしか飛ばないトンボでもって「悪を通さない、後へは引かない」を表しているとか。
また左側は、「広目天像」。
西の方角を守護する仏様で、こちらの胸にはセミのブローチが。
セミの鳴き声は遠くまで響き渡ることで「悪を退ける」を表していて、筆を手に持つ姿は平安以前の彫刻の流行だったとか。
四体共に鋭い眼光を放ち、見事な作品です。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/11/27
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する