天正遣欧少年使節団などの南蛮貿易などの展示物がたくさんあります。
- 4.0
- 旅行時期:2020/09(約4年前)
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by noelさん(女性)
天草諸島 クチコミ:6件
「コレジヨ」というのは、ポルトガル語で「collegio」→「college」カレッジです。
つまり聖職者を育成するために神学校の事です。
この館には、天正遣欧少年使節団などの南蛮貿易などの歴史を辿る展示物が数多くありました。
南蛮船の模型、南蛮衣装など・・・・様々です。
また数々の西洋楽器の中でも、竹のパイプオルガンには吃驚しました。
大きさは小ぶりではありますが、竹の醸し出す音色は気になります。
複製ですが、グーテンベルク印刷機は、もっとも見甲斐がありました。
ドイツ人のヨハン・グーテンベルクが葡萄酒のしぼり機をヒントにして発明された印刷機から約150余年を経て、コレジヨ館に設置されたもののようです。
そして7年間で29種類の切支丹本が出版されました。
この河浦(天草コレジヨ館のある地域)では、平均1500部印刷され、多くは3000部も印刷されたそうです。
この当時はヨーロッパでも300~500部でした。
世界で最も多かったことになります。
残念ながら20年の短い期間でしたが、宣教師の国外追放とともに、マカオに送り返されてしまいました。残念です。
今でも印刷された「伊曾保(イソップ)物語」や「平家物語」が残っていて展示されています。貴重です。
館内には、撮影できるものと、そうでないものがありますので、ご注意ください。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
クチコミ投稿日:2020/10/30
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