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ピアソン記念館

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業績を通じて開拓を知る ~ ピアソン記念館

  • 4.0
  • 旅行時期:2020/10(約5年前)
機乗の空論さん

by 機乗の空論さん(男性)

北見 クチコミ:11件

場所は北見駅から徒歩で20分ぐらいでしょうか?~、観光協会で地図を頂いて商店街から飲屋街を抜けてぶらぶら歩けば辿り着きます。
直接行くなら市内バスで山下町バス停で下車し歩いて5分ぐらい、いずれにせよ地図が有った方が判り易いです。

住宅街の中のピアゾン公園の一角に「ピアソン記念館」が在ります~、木立の中に囲まれたとても静かな環境に山小屋風の西洋館建築は大正3年に建てられたもの、設計はアメリカ人宣教師・ウイリアム・ヴォ―リズ(滋賀県内では多数の作品があり近江兄弟社創設者)とは驚きです。

その館の主がピアソン夫妻でアメリカへ帰国する昭和3年までまで住んでいたそうです~、そもそもピアゾン夫妻はアメリカ人宣教師として明治政府から招かれた教師であり、日本国内での布教活動の一環とし東京から、やがて北海道へ渡り各地の支援をしながら野付牛(北見)へやって来て40年間もの伝道活動を終えたそうです。

言葉で言えば簡単ですが、そのご苦労は異国と開拓に伴い想像を遥かに超えるものがあったと思います…。
当寺の資料を拝見すれば小樽や札幌での暮らしと、まだ始まったばかり道央・旭川の開拓との格差も相当なもの~、更に手つかずの奥地・野付牛への開拓の困難はそれ以上だったとようです…。
その中で特にピアゾンご夫婦の人格や見識の高さと精力的な人権活動(アイヌ民族や婦人に対するもの)はいかにも宣教師的なアメリカ人的な行動だと認識できますね。
その後も信者を通じて様々な団体・協会が運営・維持され昭和46年に記念館として開館されたことはご夫妻にとっても良かったことだと思います。
ピアソンご夫妻を知る上でも北見の開拓を通して歴史を知る上でも大切な資料館であり重要な遺構でもあるように感じました。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
2.5
北見駅からだと徒歩で20分ぐらいでしょうか?
コストパフォーマンス:
5.0
これだけの内容のある資料館が無料とは素晴らしいです!
人混みの少なさ:
4.5
貸し切り状態でゆっくりと見学しました
展示内容:
4.0
開拓を通して歴史を知るとても興味深いものでした!
バリアフリー:
2.5
2階への階段や段差はあります

クチコミ投稿日:2020/10/21

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