きたみ東急百貨店の面影を偲んで　～　北見Ｐａｒａｂｏ

2.5
旅行時期：2020/10（約5年前）

北見クチコミ：11件

ＪＲ北見駅・バスターミナルの横に建つ大型ショッピングセンター「北見Ｐａｒａｂｏ」は旧まちきた大通ビルで平成１９年に閉店し、その後コミュにテープラザとして開業ですが、元々はきたみ東急百貨店として昭和５２年にオープンし、一時期は年商１４５億円を記録するほど繁盛しましたが、周辺の同業他社の出店も重なり業績は悪化し遂に平成１９年に閉店、２５年の歴史に幕を下ろし道東からは百貨店が全て消滅しました。

外観は当時の東急百貨店のままです～、その造りには百貨店独特の風貌さえ感じ取れるデザインがあります。
１階は高い天井に明るい華やかな雰囲気が今も残りコスメ・ファッション・装飾品の専門店が占めています。
２階は婦人服関連、３階は婦人・紳士服関連、４・５階は市役所の窓口、最上階が食堂街と成っていました。
その食堂街も４軒しかなく余りにも殺風景な雰囲気ではとても美味しそうには思えないですね？…。

地下には銘店街と飲食店に小さいながらもスーパーマーケットが在りましたが、品揃えが少なくて価格も安くはない中途半端な印象を受けました。
なので客足も少なくてこれでは見切り品ばかりが出るような気がしましたね？…。
飲食店の蕎麦うどん屋・中華屋だけは唯一客がそれなりに入って繁盛していました。

結果的に欲しい物は何も無くて当時の百貨店の面影に慕って楽しんだだけに成ってしまいました…、あの頃は店内に客がいっぱいで、最上階のレストラン街は特に客が多くて列車の待ち時間に食事をしたことを昨日の事のように思い出しました…。

やっぱり日本人って百貨店が好きなのでしょうか？、あの独特の雰囲気や香りに音までも理屈抜きに好きなんでしょうね？～。