吉里吉里（きりきり）の町の大商人・網元だった一族の墓所

3.5
旅行時期：2020/07（約5年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

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通称、吉里吉里善兵衛（きりきり・ぜんべい）と呼ばれていた前川善兵衛は、江戸時代の吉里吉里の町の大商人・網元だった人物。
二代目から八代目まで、代々善兵衛の名を受け継いだこの一族の詳細は、次のウィキペディアのページで見てみるといいと思います。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%89%8D%E5%B7%9D%E5%96%84%E5%85%B5%E8%A1%9B

その吉里吉里善兵衛一族の墓所があるのは、三陸鉄道リアス線の吉里吉里駅近く。
吉里吉里というと、井上ひさしの『吉里吉里人』を連想しますが、こんな史跡もあるので寄ってみては？

まず、吉里吉里駅のホームから下の空地へ階段を下り、そのまま左手に進むと民家脇に吉里吉里善兵衛の墓の説明看板が出ています。
そのまま前進１分ほどで、草生した高台にある墓地に到着。
こぢんまりとした墓地でフェンスなどは無く、そのまま入って行けます。
数列並んでいる墓碑は決して大きくはないんですが、シンプルなデザインの物に混じって、前面の浮彫が見事な物もあるので、一つ一つ見て行きましょう。

墓地内には図入り看板があって、初代から八代目までの墓碑の場所も出ていました。
ただ、説明図と実際の墓碑の形に食い違いがあり、結局どれがどれなのかはっきり分からなかったのが残念。
●注：　夏の墓地内は刈り払いが済んでいましたが、藪蚊が多数。虫よけ対策はしていくといいですよ。