瀬戸内寂聴の存在
- 5.0
- 旅行時期:2019/10(約5年前)
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by たびたびさん(男性)
徳島市 クチコミ:139件
徳島県立文学書道館は、徳島ゆかりの文学者や書家の作品が展示されている立派な施設。
名誉館長は徳島市出身の瀬戸内寂聴。この館自体が瀬戸内寂聴の存在があってできたようなものとも聞きましたがで、やっぱり瀬戸内寂聴記念室が一番の見どころでしょう。
ただ、阿波古典文学と銘打って、古事記や日本書紀、土佐日記に紹介された阿波国を紹介しつつ、中世の三好氏関係の三好紀も、最初はちょっと誇張もあるのかなと思いましたが、四国お遍路や人形浄瑠璃の歴史を考えれば、やっぱりちゃんと現代につながっている気分になってくる。そして、その結実した最終形が瀬戸内寂聴ということにもなるのかな。絵描きとかは生まれた街がどういう町かはあんまり関係ないのですが、文学者はそうはいかない。その街にしっかりした歴史と文化がないと偉大な文学者は生まれない。瀬戸内寂聴の存在で、改めて、徳島県への理解が深まったような気持ちになりました。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2020/08/07
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