瀬戸内寂聴記念室
- 3.5
- 旅行時期:2021/12(約4年前)
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by piglet2017さん(非公開)
徳島市 クチコミ:44件
徳島市出身の作家、瀬戸内寂聴さんが逝去したばかりのタイミングだったので、かつて名誉館長もつとめた徳島県立文学書道館に行ってみました。3階の瀬戸内寂聴記念室への入り口前に、遺影やお花、訃報記事が飾られていました。作家デビュー前は、少女雑誌「ひまわり」などに少女小説を書いていたそうです。記念室には、京都の寂庵の書斎が復元され、窓の向こうには日本庭園までつくられ、モミジがきれいに紅葉していました。瀬戸内寂聴さんの本は、晩年のエッセイしか読んだことがありませんでしたが、これを機に、文学館でもらった「90代の寂聴文学」に紹介されていた清少納言がテーマの小説『月の輪草子』を読んでみました。自分の年齢さえ忘れてしまうほど長く生きると、遠い昔の出来事が昨日のように蘇り、夢うつつな時間が増えてくるようです。90代の清少納言に託して、寂聴さんの90代の日々の実感が描写されているのかもしれません。
- 施設の満足度
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3.5
クチコミ投稿日:2022/07/20
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