幕末に続く不穏な時代の幕開け
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- 旅行時期:2019/09(約6年前)
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by たびたびさん(男性)
キタ(大阪駅・梅田) クチコミ:324件
大塩平八郎墓所は、成正寺というお寺。本堂の横に「中斎大塩先生墓」「大塩格之助君墓」と書いた二つの墓が並んでいて、「大塩格之助君墓」の方は平八郎の養子です。
まだ新しい感じの墓石で、明治30年に田能村直入が建立したのだとか。しかし、あまりにもあっさりとした場所にあって、ちょっとあっけない感じ。ただ、大塩平八郎の乱を引き起こし幕府に歯向かった罪人だし、墓があること自体、良しとしないといけないのかもしれません。
天保の飢饉で困窮した庶民は、豪商の米の買い占めや奉行所の江戸への廻米でさらに追い打ちをかけられる。これに義憤をもって立ち上がったのですが、町奉行の元与力が起こしたということが幕府にとっては衝撃的だった事件。ちなみに、これを鎮圧したのは密告を受けた大阪城代だった古河藩。その古河藩の家老があの国宝画で知られる鷹見泉石。これを描いた渡辺崋山も蛮社の獄で切腹していて、幕末に続く不穏な時代の幕開けとなった事件といわれています。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- 人混みの少なさ:
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- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/05/06
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