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殿様の至宝だが、一関なのでやはりそれなりかな

  • 3.5
  • 旅行時期:2020/03(約4年前)
毛利慎太朗さん

by 毛利慎太朗さん(男性)

一関 クチコミ:49件

3月7日(土)13:39に母と訪問。
あてもなく厳美渓方面へ車を走らせ、当博物館で「テーマ展・一関藩主・田村家の文物」をやっていたことを思いだし、急遽見てみたくなり、車を停めた次第。
精神障がい者なので、入館料が付き添いとともに無料となったのは有り難い。
まず、テーマ展の会場へ向かう。
撮影可能及びSNSへの投稿可能という旨がテーマ展入り口に書いてあったので遠慮なく写真を撮る。
展示内容は、田村家やその家老・沼田家の甲冑、車前草(しゃぜんそう・オオバコ)や丸に竪三つ引きの田村家の御紋が入った箪笥、脇差のような刀剣、歴代のお殿様が書いた書画などが展示されていた。
一番印象的だったのが、駿河国国正の脇差(秋田市の沼田氏所蔵)
田村氏から沼田氏に下賜されたもので、宇和島伊達家お抱えの刀工が製作したもの。
波紋がチェーンソーの刃みたいでこのような角ばったデザインはなかなかないと私自身思った。
次に常設展へ向かう、ここは11月にも見てるのでさらっと流す。
縄文から昭和までの歴史ゾーン、蘭学ゾーン、我が国初のあいうえお順の辞書『言海』のゾーン、刀剣のゾーン、和算のゾーンの5つがあったが、今回は一関が生んだ名医、大槻玄沢先生(1757-1827)と福翁(福沢諭吉)について識りたかったので、蘭学ゾーンを重点的に視る。
音声解説によると、1876年に東京の大槻磐渓(玄沢先生のご令息で、儒学者)邸で営まれた玄沢先生の50回忌法要で、福翁は「(玄沢先生は)地位や名誉にこだわらず、積極的に西洋の文明を摂取した先駆け的人物である。」と評価したそうで。
玄沢先生のご令孫で、「言海」の著者・大槻文彦先生が、その完成祝賀会で、なぜ福翁を招待したかがここで分かったような気がした。
(福翁は式次第で伊藤博文のあとに名前が記載されたことに腹をたて、結局幻と化したが。)
最後にまとめて。
テーマ展を一目拝見したとき、目ぼしい展示物を探すのに多少苦労したが、一関の歴代の殿様が、勅使(天皇の使者)の接待役や奏者番(将軍と大名の連絡役、主に譜代大名が任ぜられる)を務めるくらい教養が高いこともわかり、まあまあ展示は楽しめた。
常設展も音声解説があるのは有り難かったが、11月にきたときも故障していた舞草刀の解説機械は治して欲しかったところである。
ともあれ、コロナで各々外出制限する昨今で、いい息抜きをできたものだ。

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
その他
アクセス:
3.0
厳美渓に近い。厳美渓までバスが1時間に1本程度あり。
コストパフォーマンス:
4.0
障害者と付き添い者割引あり、普通に入館料払ったら展示内容の乏しさは否めない。
人混みの少なさ:
5.0
ゆったり鑑賞することができる。
展示内容:
3.5
小さな潘だったので、それなりかな。
バリアフリー:
5.0
展示室は2F。エレベーター車イス対応、車イス貸し出しあり、障がい者トイレは1F

クチコミ投稿日:2020/03/07

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