歴史的価値の高い神社です
- 4.5
- 旅行時期:2019/10(約6年前)
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by norisaさん(非公開)
桜井・三輪・山の辺の道 クチコミ:7件
談山神社は中臣鎌足(のちの藤原鎌足)を祀る神社で、境内には701年に創建され、1850年に造り替えられた本殿を中心に、拝殿・楼門など多くの豪華な建造物が残っています。
この神社、靴を脱いで拝殿にまで上がることができます。
中大兄皇子(後の天智天皇)と中臣鎌足が後に大化の改新と呼ばれる政変について語り合った場所がこの地、多武峰ですが、後に談い山(かたらいやま)と呼ばれ、それが談山神社の名前の由来です。
中臣鎌足は大化の改新の功績で藤原姓を与えられ、後の藤原氏全盛の基礎を築きますが、その作戦構想の立案地というわけです。
しかし、車でここまで来たわけですが、かなりの上り坂で延々と続くワインディングロードを相当の距離走ってきました。
当時は道ももちろん整備されておらず、乗り物も馬くらいでしょうからよくもこんな僻地まで暗殺計画、いや正義の征伐の計画を練りにきたものです。
この神社の境内もかなりのアップダウンがありますので、建築も容易ではなかったことでしょうーーー。
有名な十三重塔は当初、白鳳7年(678年)に定恵が父鎌足の供養のために建立しました。
現存する重要文化財の美しい十三重塔は1532年に再建されたものです。
木造の十三重塔としては日本で唯一であり、そして世界最古でもありますが、そもそも十三重塔というのはそうそうあるものではありません(笑)
神廟拝所では秘仏の如意輪観世音菩薩や鎌足公御神像などの宝物が展示され、羅漢や天女の姿が描かれた内部の壁画などを見ることができます。
ここは679年に藤原定慧が父・鎌足公の供養のために建てた妙楽寺の講堂だったということです。
何とも歴史に彩られた神社ではあります。
駐車場は無料で何か所もありますができれば一番近い平地の駐車場がおススメです。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2019/12/10
いいね!:18票
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