今回は、色々な社会問題を考えながら探訪してみました
- 4.0
- 旅行時期:2019/10(約6年前)
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by ケロケロマニアさん(男性)
旭川 クチコミ:497件
北海道の動物園らしい展示舎の一つですが、旭山動物園らしさも十分に感じる、社会問題を提起した、大人の方にも有意義な施設だと思います。
まず、ソフトなところから見ると、私が訪問した時点では、丁度、エゾユキウサギさんの毛が夏毛から冬毛に生え変わる時期(2019年10月)で、この月の旭山動物園だよりには、この子の足だけが白くなっていた、という時期の話が載っていたので、現地にて様子を確認すると、既に体毛の変化は体全体に及んでいる感じで、茶色と白とが混じったこの時期ならではのウサギさんの様子を見て、ちょっとほっこりした気持ちになりました。
ハードな展示としては、小動物舎(現小動物展示コーナー)の方でも記させて頂きましたが、ここには、交通事故に遭って、足を失ったエゾタヌキさんが保護されていて、ひっそりと余生を過ごされている中に、もう二度と自然環境では暮らせません、的な厳しい言葉が綴られていて、ちょっと痛々しい気持ちに苛まれました。
また、悪い意味で北海道に定着している動物として、哺乳類の代表であるアライグマや、甲殻類のウチダザリガニ、両生類マニア的にはアズマヒキガエルの北海道への移入問題なども綴られていて、沢山の悲しい気持ちに包まれる施設でもあります。
気が重くなったら、鳥類(ワシタカ類やフクロウ)などを眺めて、少し癒されると良いかなと思う、見方によっては、ちょっと厳しいことを考えさせられる有意義な施設です。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 施設の快適度:
- 4.0
- 動物・展示物の充実度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2019/11/25
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