津波 来襲時の避難を想定して屋外階段が設置されていたので人命が助かったという貴重な震災遺構
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- 旅行時期:2019/10(約6年前)
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by ワンダラーさん(男性)
陸前高田・住田 クチコミ:4件
タピック45は、高田松原の海岸に面した国道45線(バイパス)につくられていた。
震災遺構として保存されているが、現在は閉鎖されていて、外観しか見ることができない。震災遺構が減ってきている今日、貴重な教訓を教えてくれる建物だ。
周辺が整備されれば、もっと近くから見学可能になるようだ。
『タピック45は1991年(平成3年)に竣工し、1993年(平成5年)に 道の駅に登録された。鉄筋コンクリート1階建ての構造物であるが、津波 来襲時の避難を想定して屋外階段が設置されており、東日本大震災時にも 津波は T.P.13.7m まで浸水したが、構造物天端まで浸水しなかったため、 周辺から同施設に避難して助かった方がいた。(高田松原津波復興祈念公園 基本構想 参考資料より)』
「堤防を越える津波はありうる。」という前提のもとに、1,000mも先の避難箇所(ここでは気仙小学校)だけでなく、高さ30m位の鉄骨避難櫓のような建造物(最上階に避難施設)をいくつも造っておけば、たとえ「道路が渋滞しても、高齢者や幼児連れであっても、助かる人命が多い」という教訓を感じる、貴重な震災遺構だ。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2019/10/14
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