〔祝〕新造船就航 ・ 十島村営「フェリーとしま2」。
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- 旅行時期:2018/06(約8年前)
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by オーヤシクタンさん(男性)
鹿児島市 クチコミ:1件
東シナ海に浮かぶトカラ列島‥
航空路はなく、たったひとつの交通機関が、十島村営船です。
その村営船が平成30年4月20日、新造船になりました。
新造船の名は「フェリーとしま2」1953tです。
十島村の島々で必要とされる物資は全てこの船に依存しており、運航を管理している村が新造船は次の仕様で発注しました。
1.輸送能力の向上。
→前船で課題だった輸送供給力不足を解消する為、旅客定員・自動車積載台数・貨物積載量を増強する事によって積み残しを解消し円滑な輸送を図る。
2.航海時間の短縮。
→航海速力19ノット(時速35km)で航行できる船舶とし、航海時間の短縮を図る。
3.旅客スペースの拡充。
→プライバシー確保を充実する観点から区画型・個室型客室を中心に配置。
4.バリアフリー化による居住性の改善。
→交通バリアフリー法に定める移動円滑化基準に基づき、エレベーターやトイレなどバリアフリー設備の充実を図る。
船内は明るく、通路も広くとられています。
2等船室は各区画が仕切られて、コンセントが配置。
マット・枕・毛布が準備されています。
荷物置場も拡充しています。
小さなお子様が退屈しないようにキッズルームを設け、女性のお客様向けにパウダールーム・乳児をお連れのお客様の為に授乳室が設けられました。
更に、和室では寝起きが困難なご高齢のお客様やお体の不自由なお客様、その付き添いのお客様用にベッドを基本とした客室、多目的室も設けられ、人にやさしい仕様になっていました。
浴室はありませんが、5分100円のコインシャワーがあります。
トイレは清潔でウォッシュレット完備です。
船内レストランでは冷凍食品が主ですが、軽食が召し上がれます。
船内設備は、大型フェリー並みになりました。
運航は基本的に、鹿児島~トカラ列島~名瀬ですが、海況によっては、鹿児島~宝島の運航となります。
私が乗船した日は、台風の接近により、鹿児島~宝島となりました。
よって、ダイヤが変更になる場合があります。
私が乗った鹿児島行は宝島折り返しとなったので、予定よりも1日早く出航することになりました。
変更については、島内放送などで案内されるそうです。
気になる船の揺れですが、2000t級の小ぶりなフェリーで外洋を航行するので、海が時化ると揺れます。
私が乗船した時、台風からのウネリがあって帰りは揺れました。
船内で酔い止めの販売はしておりません。
鹿児島か名瀬で買っておくようにした方が無難です。
ちなみに、個人差がありますが、エスエス製薬の「アネロン」を服用したので、私は船酔いをしませんでした。
船員様や常連のお客様によると、先代の船より揺れなくなったと聞きました。
鹿児島~宝島を船に乗って往復するだけでしたが、楽しい船旅になりました。
- 施設の満足度
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5.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 鹿児島→宝島.片道2等8020円です。
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- シーズンやマラソン大会の時は混雑するそうです。
- バリアフリー:
- 5.0
- 交通バアフリー法に基づいた新造船です。
- 乗り場へのアクセス:
- 4.0
- 鹿児島本港南埠頭から出航します。鹿児島市電.いづろ通り電停から約1km/10分強です。
- 車窓:
- 5.0
- 当たり前ですが、秘境.トカラ列島を目の前に航行します。
クチコミ投稿日:2019/02/20
いいね!:7票
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