なるほどぉ、山形の歴史ですね

4.0
旅行時期：2018/10（約7年前）

by T04さん（非公開）

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こちらの神社向かって右側に、凛とした風貌の大きな像が建てられていますが、それが水野三郎右衛門元宣。恥ずかしながら、この方のことを今まで知らずにいました。水野家といえば天保の改革で有名になった水野忠邦公。徳川譜代の家柄で老中格ですが、山形に転封されていたのですね。幕末、その孫にあたる年端もいかぬ藩主が京都で薩長に幽閉されており、藩主に代わって藩を取り仕切ったのが弱冠26歳で家老となり、のちに筆頭家老となった水野三郎右衛門元宣その人です。最初は薩長側についたものの、あの世良修蔵の暴虐ぶりから佐幕派となって敗北、その藩の責任を一身に背負って僅か27歳で刑死したことで山形市が戦火から逃れ、荘内・米沢といった大藩にかわって現在の県庁所在地でいられたのも、この水野三郎右衛門元宣あってのことと記されていました。山形の大恩人なのですね。いや～、勉強になりました。