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昼呑みできる

  • 4.0
  • 旅行時期:2018/12(約7年前)
毛利慎太朗さん

by 毛利慎太朗さん(男性)

水沢・江刺 クチコミ:8件

12月2日(日)正午過ぎに来店、一時間弱ほど飲み食いする。
ここは「黄色いカレー」(600円)が名物であり、IATの「いいコト」という番組や北東北の情報誌「rakra」でも取り上げられている。
(味はカレー粉をラーメンスープで溶いたような深みのない味だか、なにげに食べたくなる昔懐かしい味)
それもよいけど、厨房上のホワイトボードに、マグロ山かけ、ぶりかま焼き、マグロモヤシ炒め、真鱈白子ポン酢などの一品料理が目に入る。
その下には、出羽桜、伯楽星、八海山、朝日山などのもっきり酒のメニューがあった。
(1年前に来たときはなかったけど)
ようし、今日のところは一品料理と寿司(店主は寿司屋で修行経験あり)をあてに、もっきり酒といこう。
注文第一弾はカンパチ刺(600円)、かっぱ巻き(700円)、併せる酒は酔鯨(950円)といたそう。
カンパチ刺は脂ののった部位で、目利きはよい。
かっぱ巻きは縦4分の一に切ったまっすぐな胡瓜が巻いてあると思いきや、千切りのもので、食感もセンスも斬新。
かっぱ巻きを頼んだだけだが、今回も味噌汁がつき、具は鱈のあらであった。
魚の澄んだ油とまったりした風味、しつこさや生臭さは無論のことない。
食堂で出す味噌汁とは思えないくらい上品な味付けであった。
酔鯨は酒場詩人・吉田類氏の出身県、高知の酒。
酒場放浪記でもたびたび登場おり、辛口と吟っているものの、そこまででなく、スッキリとした呑み口で抵抗なくスイスイいける。
注文第二弾はイカの塩辛(300円)、天然穴子の天ぷら(900円)、併せる酒は青森の田酒(1400円)
田酒はさっきの酔鯨より、旨味深めで、黄金色。
塩辛をあてにするなれば、腑の風味と相まって酒のコクを深めて行くし、しおっ辛さも角がとれる。
ん、「青森の獺祭」にはこういったシンプルな当てで結構けだらけといったところか。
穴子天は、一関の居酒屋「こまつ」で食べたものに比べ、フワフワ感と大きさに欠ける。
ま、ブリンとして、小骨の感じも逸興と思えるがね。
さて、ここら辺で酔いざめの茶でも服して、退散とするか。
何を2杯で退散とは、大酒のみの風上にもおけぬが、昼酒は案外効くのよ。
まとめて、コスパや酒の種類は喜の川に負けるが、日曜で居酒屋気分ができるのは喜の川にはないし、お昼時でも空いてるので、寿司を片手に日本酒も悪くない、そんな店である。



施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
その他
一人当たり予算:
5,000円未満
利用形態:
ランチ
アクセス:
4.0
金ヶ崎駅から徒歩12分ほど
コストパフォーマンス:
4.0
酒の値段は高いが、中華そばとカレーは安い。
サービス:
5.0
奥さんが笑顔で見送ってくれたり、酒のラベルの写真を撮りやすくしてくれたり。
雰囲気:
4.0
町の食堂と寿司屋をあわせた雰囲気。
料理・味:
4.0
あら汁がうまいということは、寿司屋としては◎
バリアフリー:
3.0
観光客向け度:
3.0
主要駅近くではない、穴場。

クチコミ投稿日:2018/12/02

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