イギリスの友人をここに初めて案内
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- 旅行時期:2018/10(約7年前)
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by tadさん(男性)
下関 クチコミ:143件
イギリスから来た友人をここに初めて案内した。展示品には英語の説明はないのだが、唯一、英語がついていたのは、案内ビデオだ。この案内ビデオは短いものだが、四か国連合艦隊と長州の戦いの手短な紹介となっており、英訳が下部についており、多少は役だった。
以前、長府を案内した時や赤間神宮を案内した時に、既に伊藤博文や井上薫とアーネスト・サトウが、この下関で、四国艦隊との戦いの後の講和会議で、ともに、通訳として、活躍したこと、伊藤とサトウは後で一緒に下関の料亭で飲んだりしたこと、その後も、両者は手紙を交換するような仲になったことなどは、彼に説明してある。彼らの交友関係は、その後も続き、後年の日英同盟に繋がることになる。当時の日英同盟なくしては、日本がロシアと戦うなどというのはあり得ない状況だったのだ。当時の日本の海軍の軍艦は日本製は一隻もまだなかった時代なのだ!(イギリスが日本用の軍艦をあちこちから集めて、日本まで護送してくれた。)こういう事実は彼はよく知っているが、日本人のほうが知らない人が多い。。イギリス人の前で、東郷の自慢などはやめたほうが無難だ。。むしろ、当時の日本側も含めて、外交官の腕を褒めるべきだろう!イギリス側は、ロシア船の邪魔をいろいろやってくれたのだ!
館内には、龍馬、晋作、西郷隆盛などの真筆も並んでおり、迫力があった。もっとも、この手の博物館は、イギリスに行くと、イギリス人も外国人もすべて無料なのだが、ここでは、私は市民でかつシニアなので、通常展示も特別展示も無料で入れるので、それは有難いが、イギリス人は大英博物館のようなところでも、無料なのに、ここでは、二カ所とも料金を払わされた。ちょっと、私としては、気まずい思いだ。
ただ、ここの救いは、通常展示のほうは、写真撮影が可能なものが多いところだ。一方、近くの下関市立美術館のほうは、外国人は有料で、私は市民でシニアであるので無料だが、そのうえ、写真撮影は一切不可能なのだ。前に行った時も、要望を書いて出したのだが、今回、行く前に、写真撮影が可能になったかどうか、メールで確認すると、やはり、ダメとのこと。
美術館からの返事では、
「。。写真撮影の許可が出ている美術館での展覧会は、来観者は写真を撮ることに熱中し、作品を見ることがおろそかになる傾向があります。また、撮影のシャッター音は他の鑑賞者の迷惑となります。」(前後省略)
と、返事が来た。撮影していて、作品を見ることがおろそかになったことはないし、撮影のシャッター音など、今時のカメラでは電子音を消せばすむことだ。一言、注意書きすれば、誰でもわかる程度の理由で、この下関市立美術館は、世界の動きから、遅れたままだ。勿論、下関市立美術館のほうは、案内しないで、素通りして帰った。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
クチコミ投稿日:2018/10/22
いいね!:17票
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