見所満載です
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- 旅行時期:2018/10(約7年前)
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by DoubleO7さん(男性)
羽黒・余目 クチコミ:5件
羽黒山は三神合祭殿と五重塔が有名ですが他にも見所が沢山あります。頂上の駐車場から三神合祭殿に向かう杉木立の参道の先に松尾芭蕉像と句碑が建っています。一部はっきりとは読めませんが「涼しさや ほの三か月の 羽黒山」「雪の峰 幾つ崩て 月の山」「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな」と出羽三山それぞれの風景・趣や心情を詠いなるほどと思いました。三神合祭殿の手前には鐘楼と大鐘があります。鐘楼は切妻造りの萱葺きで最上家信の寄進で1618年に再建され山内では国宝五重塔に次ぐ古い建物だそうです。大鐘は建治元年(1275年)の銘があり東大寺・金剛峰寺に次いで古く且つ大きい鐘です。NHKの行く年来る年にも登場したという大鐘はそばで見るとより美しく歴史を感じました。合祭殿の右手奥に東照宮もありましたが当日は驟雨で由緒を読む余裕がありませんでした。山伏さんの案内で五重塔への見学途上も見所満載でした。出羽三山神社の立派な石柱のある鳥居をくぐり随身門手前の出羽三山案内図の前で出羽三山の説明を受けました。湯殿山(1,504m)、月山(1,984m)、羽黒山(414m)と大きな案内図を前にして説明を受けると出羽三山の位置関係や標高、羽黒山の全体像、何故三神合祭殿が羽黒山にあるのかがよく分ります。神社の表門である朱の随神門は明治の神仏分離まではお寺の仁王門でした。門をくぐると樹齢三百から六百年の杉木立の中、石段の参道があります。継子坂という参道です。珍しい下りの参道です。ミシェランのグリーンガイドで三ツ星に認定されています。霊気溢れる独特の雰囲気と美しさでした。下ると祓川に掛かる神橋があります。朱塗りの美しい橋です。向かいの懸崖から須賀の滝が流れ落ちています。昔三山詣での人々は必ず祓川の流れに身を沈めて身を清めてから三山への登拝の途についたと言われています。神橋と須賀の滝周辺は清々しい空気に満ちていました。そして更に先を進むと爺杉と五重塔があります。五重塔は一の坂入口に建っており、二の坂(油もすぐに流れ落ちる程急で油こぼしと呼ばれる)、三の坂を上ると三神合祭殿のある羽黒山山頂に出ます。見所満載の羽黒山です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
クチコミ投稿日:2018/10/19
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