夜の伏見稲荷

4.0
旅行時期：2018/09（約7年前）

by Zebraさん（非公開）

伏見クチコミ：1件

夜の伏見稲荷に行ってきた。
稲荷駅を降りてすぐに参門があり、とてもわかりやすい。灯明がとても幻想的で、夜も混んでいると聞いていたのだが、小雨が降っている日に訪問したので、８時ごろは人もまばらだった。
千本鳥居は、夜は怖いと感じる人が多いと聞いていたのだが、暗いだけで特に恐ろしさは感じなかった。奥社奉拝所の奥に、小さな鳥居が積み上げられた場所があるのだが、なんとなく、スティーブンキングの小説『ペットセメタリー』の、何かを封印しているゲートのような印象を受けた。とても美しいのだが――神秘的な感じ。

なお、入れたのは“おもかる石”のある奥社奉拝所までで、熊鷹社へ続く道は、直前の台風２１号(2018年9月)の影響で封鎖中。京都の街のそこここに、折れた木や通行止めの道があったから、さもありなん、と、思う。

**唯一怖かったのは、参道の閉まった商店街のあたりを歩いていたときに、車が寄ってきて伴走されたことだ。行く手を阻むように停められたので、すぐに車の入れない参道に走り戻った。女二人だったのと人気があまりなかったので、そういう輩が寄ってきたのだと思うが、霊的なものより狐より、人間のほうがずっと物騒である。