5月上・中旬がおすすめ
- 4.5
- 旅行時期:2017/05(約9年前)
-
-
by しそまきりんごさん(男性)
広尾・大樹 クチコミ:50件
一面の花・花・花
北海道では、TVの民放のCMでよく流れる(耳にこびりつきそうな)あの歌の風景が実際にここにありました。
5月中旬から下旬はオオバナノエンレイソウが見ごろです。
六花の森では、六花の中でもオオバナノエンレイソウが一番たくさん見られ、群落の面積も広いと思います。
園内のあちこちで見られましたが、群落は、入口から右手にしばらく進み、レストランの“はまなし”の建物の奥の森が、オオバナノエンレイソウの森になっていて、樹下一面に白い清楚な花が咲き乱れていました。
ただ、訪れるなら、5月上旬から中旬辺りがおすすめです。
何故なら、十勝六花のうち、四花(カタクリ、エゾリュウキンカ、シラネアオイ、オオバナノエンレイソウ)がこの時期に咲くのと、それぞれの花の時期が何とか重なってくれるからです。
四花は、開花時期は微妙に異なっていて、その年の気候にもよりますが、ゴールデンウィーク終わりから5月10日前後なら、多少の盛衰はあるものの、うまく重なってくれるかなという印象です。
また、これ以外にも、ミズバショウやニリンソウ、ナニワズ、富貴草なども見られます。
5月中旬-下旬は、オオバナノエンレイソウは見事でしたが、カタクリやエゾリュウキンカは咲き終わっていたり、最盛期は過ぎていたりという感じでした。
また、シラネアオイもよく咲いていましたが、日中は暑くてしおれたようになっていました。
広大な平野が広がる十勝地方は、北海道内でも気温低めな道東地方にあるにも関わらず、冬は寒いですが、春や夏などは気温が上がり、よく、本州よりも気温が上がったなどと、ニュースになることもあります。
5月中旬でも30℃に届くときもあります。
オオバナノエンレイソウは樹下で涼やかでしたが、訪れるなら午前中の方が、シラネアオイなどの花も元気で、光も新鮮でよいと思います。
もっとも、開園時間は朝10時からです。
十勝地方では、オオバナノエンレイソウが群落を作りやすいと何かの記事で呼んだことがあります。
地質なのか、気候なのか、何故なのかもよく分かりませんが、言われたから気にして、そうなのかもしれませんが、十勝地方では、クマザサの少ない樹林の縁などで群落を作っている姿を時々見かけます。
特に群落の名所としては、芽室の嵐山や広尾のシーサイドパークなどがありますが、六花の森は、ガーデンとして整えられていて、心地よく鑑賞することができます。
少し人の手が入った自然なので、株の密生ぶりやオオバナノエンレイソウだけというのも、見ごたえがあり、他と比べると、見事!という印象でした。
他では、間隔が空いてしまったり、クマザサが混じってしまったりしています。
ただ、シーサイドパークでは、同時期、シラネアオイとの混合した群落の様子が、どこかほっとする感じに見えました。
十勝地方の他所の観光も考えると、車で訪れるのが便利でよいですが、公共交通機関でも行けます。
最寄のバス停は、「中札内小学校前」で、帯広駅前-広尾のバスが1、2時間に1本程度停車します。
そしてバス停前は道の駅になっていて、9時-16時の間なら、無料でレンタサイクルを借りることができます(中学生以上)。
六花の森までは、道なりに1kmほど離れているので、利用すると便利です。
- 施設の満足度
-
4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2017/12/17
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する