日本で初めての西洋レストランです。
- 4.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
江戸時代末期に日本人シェフ草野丈吉が生家を改造して建てられた日本初の西洋レストランである自由亭は、伊良林神社前に最初は良林亭としてオープンしたことに始まります。
出島のオランダ人の元とオランダの軍艦に乗り込みんで料理の腕を磨き、オランダ公使に可愛いがられた人物でもありました。
その後自由亭と名前を変え、関西にも店舗を増やしている最中に草野丈吉は肺を病み47歳で生涯を閉じたものの、店は娘のキンが婿を迎えて引き継ぎ、大いに栄えたようです。
旧自由亭は長崎検事正官舎として利用された後、昭和49(1974)年にグラバー園に移築復元され、現在に至っています。
当時自由亭のメニューには、ビフテキやカレーライス・コーヒー、スポンジケーキなどがあったようです。料金は一人前三朱(現在の13,000円位)で6人以上お断り。前日に予約すること厳守という記録が残っています。
それでも人気店として繁盛しており、明治12(1879)年には市内の馬町にも出店し、現在の建物に新築しています。長崎一のレストランとして名を馳せた自由亭には、アメリカ大統領や米軍のトップ、各国の賓客等のVIPが多数訪れたそうです。
旧自由亭は現在喫茶室となっており、港が一望できる景色を見ながら、オランダ人の手によって考案された24時間かけて抽出するダッチコーヒーやカステラ等が頂けます。決して安くはありませんが、話題作りに一度は訪れたい場所のひとつだと思います。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 1,000円未満
- 利用形態:
- その他
- アクセス:
- 5.0
- グラバー園入口からすぐです。
- コストパフォーマンス:
- 3.0
- 安くはありません。
- 雰囲気:
- 5.0
- オシャレな感じはします。
- バリアフリー:
- 4.0
- 階段はありました。
- 観光客向け度:
- 5.0
- 間違いありません。
クチコミ投稿日:2017/10/27
いいね!:16票
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