再会できました。
- 5.0
- 旅行時期:2017/09(約8年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
長崎市 クチコミ:57件
浦上天主堂近くにある『浦上天主堂旧鐘楼』との出会いは、高校の修学旅行の時にバスの車窓からチラリと見たことに始まります。その後訪れることもないまま月日が経ち、やっと今回訪れることができました。
長崎平和公園から浦上天主堂方面へと進み、公園前にその瓦礫化せず形が残った旧鐘楼がありました。浦上天主堂は爆心地から500mという至近距離で爆風と熱線を受け、建物の多くは倒壊し瓦礫と化しました、その中で鐘楼は奇跡的に『形』を残したまま爆風によって飛ばされ、天主堂脇に流れる川に横たわります。
戦後復興の過程に於いて、川を堰き止めていた旧鐘楼を爆破するはずでしたが、GHQから火薬使用の許可が出ず、結果『川の流れを変える』ことによって、旧鐘楼はそのままの姿で残ることとなりました。
平成28(2016)年10月3日、この浦上天主堂旧鐘楼を含む『長崎原爆遺構』が国の史跡に登録されました。
うら若き高校時代(?)には残念ながら近代・現代史に興味はなく、九州一周の旅路の立ち寄り地点として長崎を訪れたに過ぎません。しかしこの旧鐘楼だけはなぜか心に残っており、その気持ちから今回長崎を訪れることになりました。バスでは『大通り』に面していた記憶があったのですが、実際には一本奥の通りにありました。ただちょうど旧鐘楼がある付近は大きな交差点となっており、平和公園駐車場に入るバスが通るときに『必ず』見える場所でもあるようです。
前回は車窓からでしたが今回は自分の目で確認しました。原爆の発する威力を今から語る必要もありませんが、目の前に横たわる旧鐘楼が『宙を舞った』ことはやはり想像を絶するものであったに違いありません。再建された浦上天主堂の敷地内には、旧鐘楼をはじめとした被爆遺構が多々残っています。
それらを見て何か思うことがあれば、天主堂に入って祈りを捧げるとなんとなく気持ちが楽になれるところもありました。天主堂からだと上から、川沿いからだと下から旧鐘楼を見る形になるので、時間に捉われず訪れることができる場所のひとつです。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 平和公園から徒歩7分位です。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 一組訪れておられる方がいらっしゃいました。
- バリアフリー:
- 4.0
- 天主堂の坂を上るのは結構大変です。川沿いなら車椅子でも大丈夫です。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 高校時代の思い出がフラッシュバックしました。
クチコミ投稿日:2017/10/03
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