芦名氏断絶の原因となった寺
- 3.5
- 旅行時期:2017/04(約9年前)
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by masa8982さん(男性)
角館 クチコミ:8件
角館にある寺院で、武家屋敷街の東側に位置しています。武家屋敷街から県道250号線を東に進んだ所にあります。本堂は昭和になってからのものですが、山門は江戸時代に建てられたものが残っています。また、境内には染井吉野や枝垂桜が植えられており、春は目を楽しませてくれます。
こちらは佐竹氏の秋田支配後に入部した芦名家の菩提寺です。芦名家は鎌倉から続く会津の名門ですが、戦国末期には佐竹氏から入った養子が当主になっており、角館入封の際に菩提寺として建てられています。会津にも本寺の天寧寺が残っていますが、そちらは近藤勇の墓で有名ですね。江戸時代初期には秋田三ヵ寺の1つと称された名刹だったようですが、芦名氏断絶後は庇護も無くなったようで、その後は住民が護ってきたようです。
芦名氏の菩提寺ではありますが、芦名家断絶の原因となった寺でもあります。最後の当主がこちらに参拝した後に踏み石から転落し、死去しています。こちらの境内には青銅製の大仏がありますが、その土台には因縁となった踏み石が使われています。また、墓地の奥には芦名家の墓所があり、角館芦名氏の歴代当主、奥方や家来の墓石が並んでいます。角館の歴史に興味のある方は訪ねてみてください。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2017/05/27
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