角館に残る戊辰戦争の史跡
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- 旅行時期:2017/04(約9年前)
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by masa8982さん(男性)
角館 クチコミ:8件
角館の外町地域に建てられている寺院です。場所は成就院薬師堂の南側に位置しているので、薬師堂から南に少し歩けば直ぐに着きます。成就院同様、県道250号線のセブンイレブンを目印にすると分かり易いでしょう。セブンイレブンの西側路地を南に、成就院を通り過ぎたところにあります。ただ、山門が道から奥まっているので見落とすかも知れません。実際に私は見落としました。大きな石が並ぶ参道の奥に小さな山門がありますので、西側を見ながら歩くと良いでしょう。
こちらは佐竹北家の菩提寺として室町期に常陸に建てられた後、佐竹氏の秋田転封に伴い移ってきたようで、現在の本堂も江戸期に建てられたもののようです。また、墓地には佐竹北家の墓もあるようです。歴史のある寺院ですが、こちらは戊辰戦争の史跡でもあります。佐竹氏は戊辰戦争で新政府側に付いたのですが、その為に東北諸藩に攻められ、角館も戦場になっています。その際、平戸藩や薩摩藩、大村藩などから援軍が来ており、それらの藩の戦死者がこちらに葬られています。墓地を見渡すと冠木門が見えると思いますが、そちらが墓所となっています。
戊辰戦争というと上野や会津、函館のイメージが強いと思いますが、秋田も激戦地になっています。そういった歴史を改めて教えてくれる場所です。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2017/05/27
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