まるでアトラクションのような大市で、330年の歴史を食べる、!
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- 旅行時期:2016/08(約9年前)
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by akane-takeさん(女性)
今出川・北大路・北野 クチコミ:1件
元禄年間(江戸中期)に創業されたすっぽん鍋の老舗です。ガイドブックには必ず出てきます。テレビでも取り上げられています。川端康成や志賀直哉のような著明な小説家が書いた作品にも登場します。
メニューは、「先付・〇鍋・雑炊・果物」というシンプルな内容の、一人前24000円「〇鍋(まるなべ)」コースのみです。ちなみに先付には「すっぽんの肉のしぐれ煮」という煮こごりのようなのが出てきます。
コークスを使って約2000℃に近い高温で、一気に土鍋で炊き上げる「まる鍋」は、野菜などは一切入っていません。熱々を楽しむために、2度に分けて提供されます。このコークスによる調理法は「大市」を象徴する独特の調理法で、ある意味一番の「見せ場」です。
濃厚なすっぽん出汁が美味しい締めの雑炊には、お餅が入っているのが嬉しいです。ちなみにこの日の果物は、「ナガノパープル」という皮まで食べられる巨峰のような葡萄でした。
多くの方が絶賛している「大市」は、確かに美味しいと思います。しかし私には残念に思う点も多くありました。
・基本の鍋のすっぽん量では、それほど満腹になりませんでした。
・サービスの女性は若い方が多く、まるで居酒屋チェーン店レベルでした。
・他店ですっぽんを食べていますが、大きく変わりない味でした。
現在の店舗も当時のまま営業しており、約330年の重みがあります。現在は17代目です。結局のところ、24000円の値段の高さは「歴史」の重みによるものであって、「歴史を食べに行った」と思えば、決して高価ではないと思います。建物・調理法・京都という立地・江戸中期からの歴史などを総合的に思え返すと、私のとっての「大市」は、「食事」というより「アトラクション」でした。
すっぽん料理の経験値が低い観光客にとっての「大市」は、思い出話が膨らむ「訪れるべき観光地」だと思います。
- 施設の満足度
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2.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- 一人当たり予算:
- 10,000円以上
- 利用形態:
- ディナー
- アクセス:
- 3.0
- コストパフォーマンス:
- 1.0
- サービス:
- 1.0
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 3.5
- バリアフリー:
- 1.5
- 観光客向け度:
- 5.0
クチコミ投稿日:2017/04/09
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