神々しい雰囲気を纏った五重塔

5.0
旅行時期：2017/02（約9年前）

by masa8982さん（男性）

羽黒・余目クチコミ：1件

出羽三山の1つ、羽黒山にある五重塔です。平将門の創建と伝えられていますが、定かではないようで、現在の塔は南北朝時代に建てられたものだそうです。
山の中にあるので、はっきり言ってアクセスは悪いです。車で随身門まで出て、そこから山道を進む必要があります。バスで行く場合は鶴岡駅前から羽黒山頂行きに乗り、随身門バス亭で降りてください。随身門を潜ると急な下りの継子坂がありますので、そのまま下っていってください。坂を下り、お社が並ぶ中を進み、朱塗りの祓川神橋を渡って進んでいくと、五重塔が見えてきます。なお、冬場は道が雪に埋もれ、階段は見えなくなりますし、ちょっと道を外れると膝くらいまで雪に埋まることになります。注意してください。
こちらの五重塔はいつ見ても素晴らしいとは思いますが、やはりお勧めは冬だと思います。雪を被った林の中に、雪化粧された五重塔が立つ姿は、美しいというよりも神々しさを感じます。塔自体に物凄い装飾が施されているわけではありませんし、彩色もされていない素朴なものですが、その佇まい自体が物凄く美しいです。行くのに物凄く苦労しますが、苦労するだけの価値は絶対にあります。百聞は一見に如かずですから、是非一度ご自分の目でご覧になってください。