晩秋の荒れ野に佇む駅
- 3.0
- 旅行時期:2013/11(約12年前)
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by しそまきりんごさん(男性)
追分・穂別・長沼 クチコミ:40件
汐見の集落の丘側の端にあって、駅の周辺は枯れ野原の風景です。
駅は勿論、無人駅。
建物は廃墟のような雰囲気を醸し出していて、晩秋に訪れたところ、それはそれで味のある風景でした。
粗末な小屋に、地元の人が提供したと思われるソファーなどが置いてありました。
駅名には汐見の名がついていますが、日高本線からは、海はまだこの辺りでは見えにくいです。
もう少し、静内・様似方面まで行くと、海が間近まで見えるようになります。
駅を降りると、汐見の集落も人がほとんど歩いておらず、ひっそりとしていました。
晩秋は、ちょうどシシャモの時期で、鵡川に近いこの汐見の漁港でもシシャモがあがり、看板が立っていました。
駅には上下合わせて15本ほど、2、3時間に1本程度で列車が停まります(2013年当時)。
列車の到着時間が近づくと、どこからともなく車がきて、列車に乗る人を降ろしていきました。
寂しかった駅が、にわかに活気づきます。
更に列車に乗ると、結構、混雑していました。
鵡川に近いこの辺りでは、多少なりとも乗客がいるので、廃線になってしまうのは、惜しい気もします。
ただ、過去に、新型車両を投入したところ、海風の影響ですぐに傷み、廃車になった苦い経験もあるようなので、鉄路を残すのであれば、これを機にルートの再配置を行うなどの検討が行われるとよいです。
- 施設の満足度
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3.0
- 施設の快適度:
- 2.0
- バリアフリー:
- 4.5
クチコミ投稿日:2017/03/02
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