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白雲庵

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黄檗普茶料理、萬福寺門前「白雲菴」は一人でもOKです

  • 4.0
  • 旅行時期:2017/01(約9年前)
実結樹さん

by 実結樹さん(女性)

宇治 クチコミ:4件

普茶料理は本来、4人が一つの卓を囲み大皿に盛られた料理を自由に取って食べるものだそうです。
他のお店では最低でも2人からでないと受け付けて貰えないのですが、ここ「白雲菴」は一人からでも頂くことができます。

10年くらい前の紅葉の混雑する時季に一度来たことがあったのですが、今回はオフシーズンの1月の月曜日、京都4泊5日の最終日に再訪の予約を入れました。
通されたのは2階の和室のテーブル席。
前回は1階の座布団席であったのですが、時代と共にテーブル席が主になっているとのことでした。
広いお部屋には私の他にあと一組のリザーブ席がありましたが、結局食べ終わるまでそのグループは来なかったので個室利用と同じでした。
尤も、別室からは女性グループの元気のいい笑い声もずっと聞こえてはいましたが…

お料理は白雲菴特製の抹茶の干菓子と宇治茶から始まります。
干菓子は重厚な錫のお皿に乗せられて出て来ました。お土産用に箱入りでも売られています。
お茶は急須でサーブされますが、只の?宇治茶だという茶葉は急須の中で広がり、玉露のような感じです。
思わず、急須から取り出して食べてしまいたくなるような代物でした。

ランチは2段階あって、お手軽「花」コース(税抜き5,000円)でお願いしました。
その上の「月」コース(税抜き6,500円)と何が違うのかと言うと、メイン料理の「笋羹(しゅんかん)」=菜煮の盛合せがあと一皿多いのと、最後にお抹茶が出るか出ないかの差だそうです。

熱いものは熱く、冷たいものは冷たく、こちらの食べるペースに合わせて運ばれて来ます。
一つひとつの料理が手が込んで作られており、彩りも綺麗です。
「行堂(ひんたん)」=季節の御飯はこの日は普茶粥でした。
丁寧に炊かれた白粥の上に五色あられと煎り白ごまと湯葉のしぐれ煮がたっぷりとトッピングされており、お代わり自由だと言うので「山盛りで!」とお願いしたところ、本当に蓋が閉まらないほど大盛りで持って来てくれた茶目っ気もある中居さんでした。
品数の少ないコースでも十分満足できます。
カード払いはNGです。
萬福寺の中にも普茶料理を味わえる食事処があるのですが、こちらは気兼ねなく黄檗普茶料理を味わえるお店だと思います。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
一人当たり予算:
7,500円未満
利用形態:
ランチ
アクセス:
3.5
京都市内からは少し離れています。電車で20分くらい。周辺の見所は萬福寺だけでしょうか?
コストパフォーマンス:
3.5
同じお料理を出すのですから手間は同じです。
サービス:
4.0
茶目っ気のある中居さんの笑顔がよかった
雰囲気:
4.0
萬福寺門前で、お店の庭も風情があります。雪が辛うじて舞ってくれていい雰囲気でした。
料理・味:
4.0
丁寧に作られた精進料理です
観光客向け度:
4.5
京都のランチとしては是非お勧めです

クチコミ投稿日:2017/01/29

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