地上70階の絶景/日本にもまだこんなに手つかずの自然が残っていたんだね☆空と海と山と光の四重奏―摩天崖(まてんがい)
- 5.0
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by ウェンディさん(女性)
隠岐諸島 クチコミ:25件
隠岐諸島にある島・西ノ島。
そこには、天空の草原と呼ばれる場所:摩天崖(まてんがい)がある。
その場所は海抜257mの崖の上で、海から見上げると切り立つ崖は垂直で猛々しい。
摩天崖へのアクセス方法は二通りあり、一つは車で、もう一つは徒歩でのアクセスだ。
摩天崖の上から眺めるその絶景は、空・海・大地・光が奏でる四重奏。
圧倒されるほどの景色が広がる場所だ。
まだ、日本にもこんな景色を見ることができる場所が残っていたのか…。と驚く様な360度のパノラマ。
人間の手が入らない地球が作り出した景観。
緑の草原の中では、野生状態の馬たちが草を食む光景が広がる。
火山と激しい外界の海、そしてカルデラ湾の穏やかな風が長い時間をかけて形成してきたダイナミックな景色だ。
地上70階建てのビルと同じ位の高さの摩天崖だが、その上から眺める海は青く、水が透き通っているのまでわかる。
波と風が浸食した崖は海から垂直にそびえ立ち、その切り口は鋭角で、冬の日本海の荒波の強さを容易に想像できる光景だ。
摩天崖の草原では馬や牛が草を食んでいる。
野生とほぼ同じ条件で生活している彼らは決して肥えてはいないが、引き締まった体をしていて、いわゆる牧場で飼育されている家畜とは異なっている。
摩天崖から国賀海岸まではトレッキング道となっていて、その所要時間は片道1時間程度。
257mの高低差があるので決して楽な道ではないが、この道は景色も良く歩くにはお勧めだ。
靴の装備はスニーカー程度で十分で、あえてトレッキングシューズを準備する必要はない。
摩天崖は車で行ってその崖の上をぐるりと一周する程度では、その良さは全然味わえない。
国賀海岸までのトレッキング道を歩いてこそ、その醍醐味を味わえる場所。
歩くのならばお勧めは国賀海岸へ車や自転車を停めて、摩天崖まで登り、その絶景を愉しんだ後に下る方法だ。
上記の方法は一番のお勧めだが、難点もある。
それは、摩天崖から国賀海岸まで楽しく下ったら、その先に待つのは崖上の駐車場までの登り道。
往復2時間のコースとなる。
観光タクシー等を使えば、摩天崖で降ろしてもらい1時間後に国賀浜でピックアップしてもらう事も可能となる。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 車で上がるか、国賀海岸から歩くか
- 景観:
- 5.0
- 写真で見るよりもずっと素敵な風景
クチコミ投稿日:2016/10/29
いいね!:4票
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