一度は訪れたい絶景の地
- 4.5
- 旅行時期:2016/10(約9年前)
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by idleさん(男性)
隠岐諸島 クチコミ:2件
隠岐諸島で屈指の景勝地、雄大さ自然の美しさには感動です。
日常を忘れさせてくれる素晴らしいひと時が味わえます。
数々の映画やドラマのロケ地にもなっており、中でも映画「私は貝になりたい」の福澤監督が、日本全国の海岸線を探した末に、最も美しい海と選んだ地はここ、摩天崖。キャストを変え季節を変え何度も映し出す、それほど絵になる絶景と言う事でしょう。
★ここからは諸事情で歩いて訪れた私のプチ旅行記★
十月下旬の土曜お昼に西ノ島へ着いた。当初は日曜午前にレンタカーで見学予定だった摩天崖。だが、定期観光船の欠航でプランが狂う。日曜午前の運航に賭ける事とし、摩天崖へは急遽土曜に行く破目となった。超不便な地ゆえに歩くのも止むなし。
浦郷から定期観光バスに乗る、土曜なのに乗客わずか8名。赤尾展望所と国賀浜を巡り、ここでバスを乗り捨てて遊歩道を通って摩天崖を目指す。北風が強い初冬のような寒い日だったが、汗だくになりながらガイドどおり約60分で登りきる。
摩天崖の上から眺める絶景に疲れも吹き飛ぶ、周りには誰もいない。ほぼ手付かずの自然が残る、国内と思えないほど雄大で美しい空間を独り占め、なんと贅沢なひと時か・・・
帰りは由良方面への車道をゆっくり下って行く。レンタカー用に準備した地図のおかげで迷わなかったが、用意がなければ遊歩道を下った方が無難だと思う。車道は牛馬の落し物の多さに閉口するが、島の内海と外海が同時に見える快適なハイキングコース。約50分で小学校前に着き、町営バスで宿へ向かい一日が終る。
▼ここからはあまり語られない欠点について▼
最大の欠点はアクセスの悪さ。路線バスが無いので私の様に歩いて登るか、レンタカーorタクシーorツアーバスを使うしかない。また、放牧による予期せぬリスクもある。牛さん親子の通せんぼに遭って行くのを断念した、と言う旅行記もあるので要注意。
次の欠点は遊歩道の情報の少なさ。絶賛している方もいますが、冷静に判断して欲しい。上りはウォーキングのレベルじゃありません、勾配が急ではっきり言って登山です。初冬の様な日でも汗だくで相当キツい、夏場ならギブアップしたかも。風の強い日が多い様だが、腰より高い木が全くない=日陰がないのも致命的。
往復2時間もかけて歩く価値があるかは本人次第。下り限定なら絶景が徐々に変化し、楽しいウォーキングだと思う。車で登って崖の上から眺めるだけでも、充分に一見の価値があります。
崖の上は広い草原で大の字に寝転ぶと気持ち良さそう・・・でも出来ない、理由は牛馬の落し物が多いから。草原に限らず道にもやたらと落し物だらけで、始めこそ注意しているが、疲れてくると踏んでも気にしなくなります(涙)。後々、靴底洗いが必要。
最後にプチ情報、駐車場は程よい広さ、トイレあり自販機なし。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 2.0
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2017/03/12
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