マッサンとリタの苦労が実った地!
- 4.5
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by norisaさん(非公開)
余市 クチコミ:2件
ニッカの余市蒸留所は予約なしで自由見学できます。
ニッカの創始者である竹鶴政孝はスコットランドに似た冷涼で湿潤な気候、豊かな水源と澄んだ空気がそろった場所を探していました。
そして、とうとう小樽の西、積丹半島の付根に位置するこの余市を選びました。
モルトウイスキーの原料である大麦や、スモーキーなフレーバーを加えるためのピートも豊富にあったそうです。
こお工場のなかでも最も見応えのあるのはマッサンでもおなじみの蒸留塔です。
ニッカでは二回の蒸留を行っているそうです。
ひとつひとつのポットスチル、つまり蒸留釜にしめ縄が!
スコットランド人は???と言うでしょうね(苦笑)
でも機械ひとつひとつにも神や魂がたどると感じる日本人の精妙な心意気は理解してくれるやもしれません。
昔の事務所の内部は意外と豪華でしたが、創業時はお金も大変でこんな応接セットが揃えられたのか疑問ではあります。
実際、ウイスキーは貯蔵が必要で商品化ができず、余市で採れるりんご等の果物を使い、ジュースやジャム等の加工食品で生計を立てていたわけです。
そのジュースも沈殿物ができるなどのクレームがあり、なかなか大変だったようです。
それにしても創業当時からの頑張りは想像を絶します。
竹鶴政孝はすべての困難を振り切ってついに国産化に成功しますが、非常に苦労されたのは想像にかたくありません。
そして、それ以上に想像を絶したのはーーー。
はるばる海を渡って後進国日本に来たリタのご苦労です。
この可憐なレディならスコットランドで良縁もあったことでしょうが、あえて竹鶴さんに将来を託したのは、彼の並々ならぬ熱意と根性、そしてその能力と魅力を見抜いたリタの眼力だったようですーーー。
ここは工場見学以外にもウイスキー博物館やショップが充実しています。
さらに駐車場もかなりのスペースがあり、無料ですからゆっくり見学できます。
一度は訪れたいスポットです。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 2.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2016/10/04
いいね!:18票
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