内部撮影禁止のキリスト教会
- 3.0
- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by tadさん(男性)
長崎市 クチコミ:6件
国宝のキリスト教会だ。幕末の1865年に献堂式をあげたフランス人のカトリック教会。幕末が近づくとオランダに加えて、フランスともロッシュ公使を中心に幕府は接近していたのだ。徳川慶喜の実弟昭武もフランス留学させている。世話をしていた外国人関係者の記録では、パリで遊び呆けていたバカ息子で知られている。たくさんの側近を従えて浪費三昧だったようだ。
イギリスが薩長に肩入れする一方で、フランス側は幕府に肩入れしたのはよく知られている通りだ。シーボルト等は幕府の顧問に一時雇われたが、幕府の対応に結局は失望して帰国した。長崎の幕末は、幕府と出島とオランダだけの単純な時代ではもはやない。龍馬やグラバーなど英国人が活動する時代になっていた。
そういうことを考えながら、この教会周辺を散歩した。撮影不可だから、見るだけだ。欧米のキリスト教会で内部撮影禁止というのは珍しいから、ここの対応は違和感がある。。。
右隣の資料館にも入った。コルベ神父や遠藤周作の言及などもあるが、ここも撮影不可。隠れキリシタン関連のものなど、昔来た時は丁寧に展示資料を読んでいったものだが、つぶさに読み直す時間もないし、今回はさっさと退場した。。。
長崎港にはちょうど、中国人を満載した16.7万トンの巨大なクルーザーOvation of the Seasが入港しており、4000人以上の乗る客船だから、教会前の通りは銀座か新宿みたいだった。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2016/09/18
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