火縄銃がこの後、日本では300年以上も進歩せず!
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- 旅行時期:2016/09(約9年前)
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by tadさん(男性)
種子島 クチコミ:6件
日本の技術のガラパゴス化の第一号みたいなのが火縄銃だ。1543年に種子島に伝わったとしても、その後幕府軍までは300年以上基本的には火縄銃が主力のままだったのだ。
薩摩や長州が幕末に輸入した新式のライフルで戦うまで、火縄銃の技術進歩はほとんどなかったのだ。長岡藩や会津藩が一部、新式の武器を導入したという話しがあるが、ほんの一部にすぎない。技術中心の歴史を見れば、その技術鎖国ぶりが酷かった江戸時代だということになる。手作業でできることばかりに閉じこもることになってしまうのだ。
絵画、版画、文学、演劇等の文化活動は江戸時代は盛んだったが、技術進歩はほとんどなかったに等しい。近年、江戸時代や幕末、維新の時代に海外から日本に来て、日本観察記録を出版したものをまとめて読んでいるが、彼等も日本の文化面の質の高さは認めるものの、技術面の遅れははっきり指摘している。明治になって大変苦労したのだ。
最近の日本もまたこういう時代になりつつあるのではなかろうか?技術や科学に無知なエンターテインメント系や文系ばかりがテレビ等に氾濫している状態を見ると哀しくなる。。。製造系は落ち込むばかりだし。。。そういう日本のガラパゴス化を反省する場所にここはなれる!火縄銃が凄いといって、ぼんやりと見に行くところではない!!そういう意味ではJAXA宇宙センターがこの島にあるのは象徴的でもある。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
クチコミ投稿日:2016/09/13
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