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祈り岩

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子孫は昭和初期、殺人犯として誤認逮捕される

  • 3.5
  • 旅行時期:2007/08(約18年前)
マローズさん

by マローズさん(男性)

高松 クチコミ:11件

寿永4年2月20日、屋島合戦二日目の夕刻。両軍が海上と陸に分かれて対峙し、休憩していた所、舳先に扇を立てた一艘の小舟が源氏軍が布陣する浜に近づいてきた。扇の後ろには建礼門院の侍女で美人として知られた19歳の「玉虫の前(舞の前)」が立っており、源氏軍に扇の的を射るよう、促した。

義経は畠山重忠に射るよう、命じたが、重忠は固辞し、那須十郎を推す。しかし十郎も一の谷の戦い時の傷が完治していないことを理由に断り、弟の17歳になる与一崇高を推薦した。与一は伊勢三郎義盛等から「海上が暗くなる前に早く射よ」と急き立てられ、最早断れる状況ではなかった。

与一は覚悟を決め、海に馬を乗り入れ、「祈り岩」の前で瞑目し、「南無八幡大菩薩、別しては我が国の神明、日光大権現、宇都宮那須温泉大明神、願わくば、あの扇の真中を射させてたばせ給え。これを射損ずるものならば、弓切り折り、自害して人に再び面を向かうべからず」と祈った。

が、この時与一は、平家方についていた兄・六郎実高の主、伊賀十郎を、扇を射た直後、射ることになることや、昭和初期、自らの子孫が殺人犯として逮捕されること等、思いもよらなかった。

施設の満足度

3.5

アクセス:
5.0
牟礼の観光客用駐車場の近く
人混みの少なさ:
5.0
見ごたえ:
3.0

クチコミ投稿日:2016/09/12

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