12月に廃止のJR留萌本線「増毛駅」に行ってきました
- 4.0
- 旅行時期:2016/08(約9年前)
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by BonvoYage_Kaz3さん(男性)
増毛・雨竜 クチコミ:1件
北海道のJR留萌(るもい)本線「増毛(ましけ)駅」まで旅をしてきました。
このJR留萌本線「留萌~増毛」間は今年12月に廃止されます。留萌本線は深川~増毛66.8kmの路線で、廃止区間は末端の16.7kmとなります。
終点の増毛駅は、高倉健さん主演の映画「駅 STATION」(1981年)のロケ地として有名です。
銭函(ぜにばこ)駅での主人公と妻・息子との別れの場面に登場する「ED76」牽引の旧型客車や、後に廃止になった「上砂川支線(かみすながわしせん)上砂川駅」など、北海道各地の興味深い鉄道映像が見られるのが鉄道ファンには嬉しい映画となっています。
増毛行きの列車は「留萌駅」6:50発が始発で、続いて12:17、14:21、17:08・・・という具合で非常に本数が少ないです。 留萌のホテルに泊まって始発に乗り途中の駅で降りると、次の列車まで5時間!
北海道にしては駅間が1~4km程度と短いので、徒歩とバスを併用して増毛までの数駅を巡り、海が見える撮影名所の陸橋にたどり着きました。
列車の時間が近づくと、私と同じ目的の数人が集まって来ました。
「増毛駅」の木造駅舎は規模が縮小され、室内も一部が店舗として利用されていますが、ロケ当時の面影は良く残っています。
増毛が「ぞうもう」と読める事にあやかって、昔から縁起物として入場券が人気です。 駅前の「風待食堂」としてロケに使われた建物は観光案内所となり、ロケ当時の写真などが飾られています。
増毛の町は観光客で賑わっているのですが、線路に完全に並行して国道があり、そこを走るバスの方が本数が多く、確かに鉄道が存続するのは厳しいだろうと感じられました。
「増毛駅」の鉄道施設・土地などは増毛町に無償譲渡されるそうで、廃止後も観光スポットとして活用されるのか、気になるところです。そんな増毛駅での折り返しは20分。やることも無いので、まずは駅舎の撮影から。廃止される前に「増毛駅」を訪れることができ、いい思い出となりました。
- 施設の満足度
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4.0
- 施設の快適度:
- 3.0
- バリアフリー:
- 1.0
クチコミ投稿日:2016/08/30
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