じんなら魚
- 3.5
- 旅行時期:2016/03(約10年前)
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by たびたびさん(男性)
伊東温泉 クチコミ:65件
室生犀星は金沢市の出身ですが、伊東温泉にも市内の松川沿いに立派な詩碑がありました。詩句は以下の通り。犀星は伊東温泉で、湯けむりの立つ池の中で必死に泳ぐじんならを見て、それを我が身にたとえて詠んだ詩と言われています。
じんなら魚
伊豆伊東の温泉(いでゆ)に
じんならと伝へる魚棲みけり
けむり立つ湯のなかに
己れ冷たき身を泳がし
あさ日さす水面に出でて遊びけり
人ありて問はばじんならは悲しと告げむ
己れ冷たく温泉(ゆ)はあつく
されど泳がねばならず
けぶり立つ温泉(いでゆ)のなかに棲みけり
なお、碑は松川沿いにあって、音無神社の対岸。遊歩道の側ではないのですが、碑の脇からは川まで降りて行ける広い階段もあったりするので、ここも散策の途中に寄れる場所です。下流の橋のに詩碑の標識もあるので、これに気が付いたら是非どうぞ。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2016/06/10
いいね!:2票
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