神様たちは我儘揃い~戦場ヶ原の紅葉状況と神様のバトル~
- 5.0
- 旅行時期:2015/10(約9年前)
-
by ウェンディさん(女性)
日光 クチコミ:49件
2015年10月下旬(中旬の終わり)に歩いた戦場ヶ原の情報です。
【紅葉状況】
基本的に色調は黄色と茶色で、もみじの様な朱色はない。
朱色の紅葉があるのは竜頭の滝や湯の湖、湯滝付近まで。
シックな茶色ベースの秋色グラデーションだが、その景色が落ち着いた佇まいで、オトナな感じの色合い。
湿原の中に生えるカラマツの木々の黄金色の葉が、まるで燃え立つような黄色で神々しさを感じる雰囲気。
【混雑状況】
戦場ヶ原へは駐車場やバス停から歩いてアクセスするしかないので、竜頭の滝や湯滝ほどは混みあってはいないが、紅葉の時期は私が経験した中でも一番の人出だった。
午前中の早い時間ならば、未だ空いているので、訪れるならば早めの時間設定を。
11時頃になると団体ツアーのハイキング客でかなりの混雑感を感じる。
【戦場ヶ原の名前って…】
昔々、北にある男体山(栃木県)と南にある赤城山(群馬県)の山神様が喧嘩をした。
喧嘩の原因は中禅寺湖。
美しい中禅寺湖をどちらが手に入れるのかでバトルを繰り広げた。
しかし、山神様の戦なので神の御神体が動いてしまったら地殻変動を起こす大惨事となってしまう。
そこで男体山は蛇を赤城山はムカデを兵として死闘を繰り広げた。
でも、ヘビもムカデもその力は互角。
しびれを切らした男体山の山神様は弓の名手にムカデの大将である大ムカデの目を射抜かせ、戦いに勝利した…という。
戦場ヶ原の名前の由来が蛇vsムカデの戦いだったというのも驚きだが、男体山の神様の姑息な手段での勝利方法、そして赤城山の神様の無謀さにはビックリ。
中禅寺湖は戦場ヶ原のすぐ下にあるのだから、赤城山の山神様が欲しいと言っても、手に入る位置ではないことは確実だろう。
八百万の神様たちは結構、ワガママ者揃いだったようだ。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 4.0
- 車の場合は赤沼、三本末、光徳、湯本温泉の駐車場へ(広いのは湯元温泉P)
- 景観:
- 5.0
- 何時の時期もきれいだが、紅葉時期のシックな色合いは格別
- 人混みの少なさ:
- 2.0
- 紅葉時期は見たこともなかったくらいの混雑
クチコミ投稿日:2015/11/01
いいね!:4票