ハイキングに最適、山頂部は県内最大級の古墳
- 4.5
- 旅行時期:2015/09(約9年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌山市 クチコミ:65件
紀伊風土記の丘の資料館から園内の遊歩道を西の端まで歩いたところにあるのが標高141.8mの大日山です。
この山は岩橋丘陵の最西端にあり、北に紀の川平野、西に和歌山市街地が見渡せる非常に景色の良い場所です。古墳見学とは関係なく、景色を見るためだけにここまで登ってきても充分に楽しめる場所ですね。
実は、この山頂部は「大日山35号墳」と名付けられた古墳になっており、この山頂そのものが墳丘長約86mという和歌山県内最大規模の前方後円墳なのです。その規模と立地を考えると、ここに埋葬されていたのは古墳時代のこの地域の支配者であった紀氏の首長級の人物であったと考えられています。死後の世界でもこの場所から「紀の国」を見守り続けていたのでしょうか。
この古墳の石室は古くから信仰の対象とされており、内部に大日如来が祀られていたそうで、「大日山」という名前が付けられたのはこれに由来するものだそうです。その大日如来は、現在石室の外部にお祀りされています。
この大日如来が祀られている場所のそばに石室への入り口があります。
古墳内には、石梁と石棚を備えたいわゆる「岩橋型石室」の代表例とされる長さ4.33m、幅2.38m、高さ2.85mの石室が設けられているそうですが、残念ながら普段は石室に入ることができません。特別公開が年に2回程度行われているそうですので、タイミングがあえばぜひ参加してみて下さい。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 景観:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
クチコミ投稿日:2015/09/16
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