他の地域に例のない「岩橋式石室」を持つ古墳
- 5.0
- 旅行時期:2013/12(約12年前)
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by yoshimune-kunさん(男性)
和歌山市 クチコミ:65件
「紀伊風土記の丘」には総数700基を越える古墳がありますが、いくつかの古墳では石室の見学ができます。現在内部が公開されているのは、横穴式石室10基、竪穴式石室2基だそうです。
公開されている古墳のうち、内部の高さが約4.3mと最大規模の石室を有するのが「将軍塚古墳」です。これは、岩橋前山(標高約150m)の山頂付近にある全長約42.5mの前方後円墳で、石室の内部には石棚と石梁が設けられています。この、石棚と石梁を設けた形の石室は岩橋千塚古墳群に作られた古墳の特徴であると言われており、「岩橋型石室」と呼ばれることもあります。
石室の中には照明も設けられているので細かいところまでよく観察することができます。私も久しぶりに石室に入ってみましたが、重機もセメントもない時代に、このような大規模な構造物を構築し、それが1500年以上もの間、その姿を保ち続けているということに一種の感動を覚えます。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/09/16
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