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竈山神社

寺・神社・教会

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神武天皇の兄の終焉の地

  • 4.0
  • 旅行時期:2013/08(約12年前)
yoshimune-kunさん

by yoshimune-kunさん(男性)

和歌山市 クチコミ:65件

神社の規模自体はそれほど大きなものではありませんが、明治時代に定められた「社格」では「官幣大社」として最上級に位置づけられている神社です。

竃山神社の主祭神は彦五瀬命(ひこいつせのみこと)。古事記等によれば、彦五瀬命は神倭伊波礼毘古命(カムヤマトイワレビコ、後の神武天皇)の兄で、神武天皇の東征はこの二人の兄弟の合議によって決定されたものでした。
その後、筑紫、宇佐、阿岐、吉備などを経て兄弟が浪速国の白肩津(東大阪周辺)に着いた時、兄弟の軍勢は長髄彦らに襲われ、兄の彦五瀬命は矢に撃たれてしまいます。
その時、彦五瀬命は弟の神倭伊波礼毘古命に向かって「自分達は日の神の御子だから、太陽の上る方角である東に向かって戦うのが良くなかった。南から廻り込んで、太陽を背に西に向かって戦おう。」と進言したので、海路で南方へ回り込むこととしました。
そして、紀の国に上陸した所で傷が悪化したため、彦五瀬命は「賊に傷つけられて死ぬとは」と雄叫びをあげました。それ以来、この地は雄水門(おのみなと、男之水門)と呼ばれることになったのです。(雄水門の位置には諸説あるようで、学術的には泉南市男里という説が優勢のようですが、私としては和歌山市の水門吹上神社付近説を採りたいところです。)

そして、雄水門から竃山への進軍の道中で彦五瀬命は息を引き取ったため、その亡骸は竃山に葬られました。この霊を祀っているのが現在の竈山神社です。
つまり、竈山神社は初代天皇である神武天皇のお兄様の終焉の地なのです。

残念なことに、秀吉の紀州攻めによって神宝や古文書などが焼失したと伝えられ、現在の社殿が再建されたのは紀州徳川家初代藩主徳川頼宣の治世になってからだということですが、境内に一歩入れば周辺の喧噪から離れた荘厳な雰囲気が感じられます。

施設の満足度

4.0

利用した際の同行者:
一人旅
アクセス:
4.0
人混みの少なさ:
4.0
バリアフリー:
3.0
見ごたえ:
4.0

クチコミ投稿日:2015/09/02

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