奥の細道 芭蕉が越えた山刀伐峠 300年前も今も「高山森々として一鳥声きかず 中略 夜行くがごとし」(奥の細道より)
- 5.0
- 旅行時期:2015/08(約10年前)
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by kirstiNorgeさん(非公開)
最上・舟形 クチコミ:5件
私は、封人の家に2時間滞在し
(芭蕉は2日間滞在)
封人の家の前のそば屋で蕎麦きりを食べて
(芭蕉に同行した河合曾良の記録によれば、この旅で蕎麦きりを食べたとのことである)
封人の家の管理人に道を教えてもらい
(芭蕉は封人の家の主人に道案内の究竟の若ものをつけてもらった。)
国道47号線から赤倉温泉方向に左折し、県道28号線に入り、最初のトンネル山刀伐の左側に山刀伐峠の表示があるので左折する。
道は急峻な斜面を通称27曲がりと呼ばれる曲がりくねった道を進む。道幅は一車線ですれ違い不能。幸いにして車一台、人っ子一人とも合わなかった。木々がうっそうとして下界は見えず、崖に落ちないまでも脱輪したら助けに来る人もいない。
(芭蕉は「高山森々として一鳥声きかず木の下闇、茂りあひて、夜行くがごとしごとし」と記している。)
峠の頂上には駐車場があり、トイレと休憩所がある。この峠の頂上付近は最上町尾花沢市の境界である。さらに山道を登ると芭蕉の顕彰碑があるようだが、そこまで行く勇気はなかった。今でも山賊が出てきそうな程、静かである。
この頂上駐車場から尾花沢市へ下る。この下り道は上って来た道よりも平坦ですれ違い可能な道である。単に頂上駐車場に行きたいのであれば、尾花沢市側から上り、駐車場でユーターンして尾花沢市側へ戻ることを推奨する。
途中、芭蕉がたどった道は遊歩道として整備されているが、草が生い茂り、うっそうとした木々に覆われとても分け入る勇気はなかった。
尾花沢市側の山刀伐峠上り口(県道28号線)で、車の行き交う姿を見てようやく人里に戻った感がした。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 景観:
- 1.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2015/08/23
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